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超速変形ジャイロゼッター アルバロスの翼_感想

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長らく放置していた3DSの『超速変形ジャイロゼッター アルバロスの翼』をクリアしました。

プレイ時間は20時間くらい。道中のレベル上げを省けば15時間くらいでしょうかね。

 

基本的にはアニメの補完という内容なので、アニメをちゃんと見ていれば面白いけど、アニメを見ていないとシナリオがあまりよく分からないということになりそうな感じ。とくにラストの展開は。

アニメではゲームのシナリオにも少し触れていたので、ある程度はわかるようになっていましたが、ゲームではアニメのシナリオにほとんど触れていませんからね。

 

アニメの派生作品であるので、やっぱりアニメを見た後に遊ぶと面白い。

アニメの40年後の世界を扱っていて、すっかり老け込んだアニメの登場人物が出てくるのは何かニヤニヤできます。アニメだとみんな10代でも、ゲームだと50代ですからね。だから、最年長のサトリはゲーム中では一度も姿が登場せず、操っているジコランに「スキンケアは大切」と、過去に向かうりんねに伝言を託すくらいなので、おそらくとんでもなく老け込んだ外見をしているんだろうなと、何かアレなイメージが・・・(遠い目)。

 

シナリオとしてはアニメで、カケルたちがジャイロゼッター戦争を止められなかった場合・・・というか歴史改変前の世界なので、40年後と言いつつも、ある意味前日譚か。

ラストでロゼッタストーンのメッセージを過去に送るシーンは、なかなか胸が熱くなるものがありましたよ。

その直後に過去のカケルからメッセージが届いていましたが、このメッセージを送るシーンはアニメの方で描かれているので、ちゃんとゲームありきでアニメを作っていたんだなと思えるところ。

 

 

ゲームとしてはなかなか作りこまれている印象。

ジャイロゼッターは自動車をテーマにしたゲームなので、基本的な移動はもちろんクルマ。雪道走行が得意なクルマなど、それぞれ走行における特性や、戦闘中の属性が決まっており、さらにZカードやスキルによって、カスタマイズできるのも楽しい。対戦ができれば盛り上がりそうだと思いますが、WiFiでは対戦は行えないため、周りに持っている人がいる必要があるのが難点か。

 

あとシステムとして驚いたのが、下画面で次の目的地を道案内してくれる点。

次に何をするか教えてくれるRPGはありますが、次の目的地の道案内までしてくれるRPGは割と前代未聞。RPGの低難易度化はここまできたかという感じ。ただ、シナリオを楽しむ場合は、非常にラクでいいんですけどね。

 

 

遊んでいて気になった点の羅列

  • 冒頭でジャイロゼッターを売ってマンションを買う、ってセリフがあったけど、その割には売却価格が・・・。今の日本円に換算したらいくらくらいなのか。
  • アニメやアーケード、このゲームの紹介では完全に敵とされていたヒロト&アルバロスはあんまり敵という感じはしなかった気がする。どちらかといえばマイペースで動いているだけ、ってイメージ。
  • ヒロトは結構ノリノリで中二病発言を結構するけど、ダイゴの昔馴染みということや、50歳を回ってるカケルの息子ってことを考えると、この人30歳近いんじゃないのか・・・
  • 未来のカケルとりんねは結婚しているのに、りんねの苗字は「稲葉」のまま。何故・・・?
  • アニメでは、トーマさんのトーマは名前じゃなくて苗字、というどうでもいい設定があったけど、ゲーム中に登場する息子に「トーマ」と名乗らせるための配慮だったのか
  • アニメだと尺の問題でソードマスターヤマトみたいに適当に撃沈されてた、エクスドランがちゃんとダンジョンとして登場する。
  • アニメでゴートが「やめるんだ!!アルバロス!!」とうわ言を言ってたシーンがあったけど、結局何だったのか。ゲームをやってもピンとこない。
  • ゲドーの正体はアニメに出てくるトーマ時貞だけど、先にゲームを遊んでから、アニメでそれが明かされるのを見たら感慨深いものでもあったんだろうか・・・。
  • なぜ「選ばれしドライバー」なんて概念があるのか、ってのがちゃんとエンディングで明かされたのが胸熱。運命とか能力とか如何にもな理由ではなくて、メヴィウスエンジンを安易に扱わせないための制限事項って設定はなかなか説得力があっていい。
  • ついでにいえば、ロゼッタストーンのメッセージはなぜカタカナ?という疑問もあったけど、あれは容量を抑えるためという解釈でいいのか。