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電子書籍版「トラオがゆく」を読む

 

徳田虎雄物語 トラオがゆく (グループゼロ)

徳田虎雄物語 トラオがゆく (グループゼロ)

 

選挙違反だとか東京都知事への献金問題だとかで最近マスコミを賑わしている徳洲会ですが、なぜかこのタイミングで徳洲会の創始者・徳田虎雄氏の自伝漫画『トラオがゆく』が電子書籍で復刊していたので、ちょっと買って読んでみました。

 

「選挙になるとポストに入ってた」「読んでみたら意外と面白かった」みたいな話をネットで見かけるので、一体どんな本なんだ?とそれなりに興味はあったんですよ。

 

とりあえず読んでみましたが、簡潔にまとめると「各地の医師会と喧嘩しつつも、信念を曲げずに徳洲会の病院を次々作った」という内容。それなりには面白かったですよ。終盤に妙に政治臭い話も入ってきますが、企業の立志伝を題材にした漫画と基本的なノリはほぼ同じような感じでした。

 

ただ、ネットを見てると、『トラオがゆく』は「弟の死をきっかけに医者を志して、猛烈に勉強して医学部に入った」って内容だったという話があり、今回読んだ本と明らかに内容が違う気がするんですよね。

確かに前述の内容はこの本にも出てきますが、あくまでも回想でチョロっと出てくる程度で、この本のメインではありません。この本は何種類かあるんでしょうかね? 選挙になるとポストに入ってた、って言われるくらいですから、選挙のたびに内容を更新していったとか。

 

なにせ、ウィキペディアを見るとこの本は1985年出版になってますが、電子書籍版では2000年代の話も当たり前にように出てきます。

時期的なものを考えると、電子書籍版は最終バージョンを底本にしているんでしょうかね。