コナミの刺客「オトカドール」
最近、ちょこちょこコナミの『オトカドール』を遊び始めています。なかなか面白いです。
TCAG+リズムゲーム+コーデ要素なので、基本的に『アイカツ!』『プリパラ』と同じようなものだろと思っていたら、こちらにはさらにバトル要素も加わっていて、似てるようで前二者と完全に差別化できているのも興味深い。
基本的なルールは、リズムゲームパートで技のメーターを貯め、そのメーターを消費して魔法を使い、戦うと言ったところ。あと、コーデの種類によって使える魔法や耐性が変わってくるので、オシャレというよりRPGで装備を選ぶ感じ。まぁコーデも可愛らしいのが多いんだけどさ。
バトルの部分は割とよく出てきて、この手のゲームとしてはランダム要素がほとんどないのも面白い。『オレカバトル』みたいなのだと、攻撃方法がスロット制だったりするし、『ドラゴンボールヒーローズ』なんかだと攻撃対象がランダムだったりしますが、こちらはそういった要素はなく、どう攻めていくかは全てプレイヤーの手で判断できます。
ただまぁ、この手のゲームは同じ敵と何回も戦うことになりますから、ランダム性がないと、勝ちパターンを確立してしまえば、単調になりすぎるわけで。そこを補うのがリズムゲームパートなのかもしれませんが。
あと、このゲーム、恐ろしくロードが早いのが良いんだか悪いんだか……という点です。プレイ中ほとんど待たされることがなく、非常に快適なんですが、逆に言えば1プレイが体感的に短いということだったり。アイカツプリパラだと1プレイ7~8分くらいは掛かると思いますが、このゲームは恐らく5分くらいしか掛からないんじゃないのかなぁ。
なので、100円玉が物凄い勢いで減る減る。1000円溶かすのに1時間も掛からないんじゃないのかと。いやまぁ待ちがないのはいいことなんですけどね。あと、アイカツプリパラみたいにゲーム開始時にコーデを選択するわけじゃないから、その分プレイ時間が短いってのもあるし。
何だかんだで5000円近くはブチ込んだので、このゲームの長所、短所を羅列することにします。
長所
- リズムゲームパートは簡易『ポップンミュージック』みたいな感じでよく出来ている。さすがコナミ。
- ファンタジーな雰囲気のグラフィックが可愛らしい
- 戦闘にランダム性がないので、ちゃんと戦略を立てられる
- オンデマンドタイプのTCAGのくせにホイルカード(所謂キラカード)が印刷可能。筐体にはロールが2つ入っているのか?
- とにかくロードが早い。プリパラ辺りは見習って欲しい。いやマジで。
- こう言っちゃあれですが、媚び媚びなキャラはなかなかいいと思います。
短所
- ゲームルールの説明がほとんどない。チュートリアルもなければ、デモシーンで遊び方を説明するわけでもないし、もっと言えば筐体に遊び方シートすら貼られていない。ゲーム終了時になぜかヒントとして遊び方の説明を1つだけされるってのが、わけがわからない……。あと、公式サイトで遊び方のページが出来たのも4/3なので、先月の中旬くらいから稼働してるのに遅すぎる。
- そんなわけで、わけのわからないまま100円を要求されて「ニャンドラのカギ」を作らされてることに。セーブ用のカードだと思っていたら、公式サイトによるとコーデをたくさん持つために使用するとか。
- コーデの種類が少ない。まぁ稼働当初だから仕方ないが……。
- 基本的にバトルがメインなので、敵をあっさり倒すと音楽も中途半端なところでストップ。そんなわけでリズムゲームをガッツリ遊ぼうと思うなら、敵とトントンくらいの強さにする必要がある。
- コーデはゲーム終了時にしか変えることが出来ない。そのため、次のゲームで使いたいコーデは前もって作っておく必要がある。
- 現時点で最高レベルは10。今はレベル10で色々なコーデを印刷したカードが手元にあるわけですが、最高レベルが20にされたら、このコーデも20まで上げる必要があるのか……?
- カードだけ買うというモードはないものの、純粋なプレイだと明らかにアイカツプリパラよりカネが掛かりそうなところ。
- お金を入れてもボタンを押さないとゲームが始まらない。初回プレイで絶対に戸惑う罠。
……本文は基本的に褒めてたから、なんか短所が多くなったような? まぁとにかく、ゲームとしてはよく出来ているので、その周りの問題点は改善してほしいところ。