祇園祭山鉾巡行を見に行く
今まで祇園祭の山鉾巡行を見たことが一度もなかったので、1回くらい見てみるかとふと思い立ちました。ただ、そんなときに限って、台風11号のおかげで中止になるかどうか、という話が……。まー何とか少し西の方にそれてくれたおかげで、無事に開催されたんですけどね。
ちなみに昨日(2015年7月16日)の読売新聞夕刊によれば、直近で開催中止になったのは1962年で、天候が原因なのは1884年だそうです。
最後に中止になってから実に50年以上経っているそうで。確かに山鉾巡行が中止になった、って話は今まで聞いたことがありませんでしたからね。
どうでもいいんですが、上のニュースの中止になった理由一覧をよく見ると、戦争やら疫病やらが理由に上がる中、阪急電鉄の工事の何とも言えない浮きっぷりと、応仁の乱まで遡っているのが色々と凄い。「京都でこの前の戦争と言えば応仁の乱」というジョークがありますが、何というか本当にそういうノリなのかと思ったところです。
閑話休題。その山鉾巡行ですが、テレビで見るときはいつも四条河原町交差点を映しているので、見るならそこかなと思っていましたが、親からそこは滅茶苦茶混んでいるから御池で見たほうがいい、とアドバイスされ、京都市役所前河原町御池交差点で見物していました。
何も考えずに北西の方で見ていましたが、この位置だと辻回し時に山鉾を正面から見られるので、なかなか良い位置にいたなと少し思っています。
台風のおかげで、10時くらいまでは強風が吹いていましたが、巡行が見えてきた当たりで風は収まりました。ただし、変わりに雨がキツくなってきたんですがねぇ……。
以下、細々とした感想です。
・全ての山鉾が辻回しすると思っていましたが、実際にするのは1/3ほど。それ以外は小ぶりななサイズなので、人の手で持ち上げて交差点を回している。
・人の手で持ち上げるので、回しやすいためか、「白楽天山」など交差点で一回転する山鉾もありました。
・「山鉾」と言いますが、これは「○○山」と「○○鉾」の総称ということに今更気づく。
・辻回しは基本的に「○○鉾」が行う。ただし「岩戸山」「四条傘鉾」などの例外もあり。
・だいたい3回くらい辻回しを行うと、90°曲がれていました。ただし、下手な山鉾もあって、5回やってようやく曲がれているのも存在していました。
・鉾は異様に長くて高い(「真木」という名前だそうで)。その辺のビルより高いんじゃないの? 細くてバランスを崩しやすいからか、支える人が2人屋根に乗っていました。
・雨が降ってたので、蔵や装飾にビニールを被せている山鉾の多いこと。濡れちゃマズイんだろうけども……。
写真ギャラリー
芦刈山
函谷鉾
油天神山
四条傘鉾
占出山
月鉾
蟷螂山
木賊山
山伏山
菊水鉾
郭巨山
綾傘鉾
太子山
鶏鉾
白楽天山
保昌山
霰天神山
放下鉾
岩戸山
船鉾