関西未踏の地「和歌山」
関西2府4県のうち、和歌山だけは今まで一度も行ったことがありません。自分が住んでる京都からだと単純に遠いですからね。関西って基本的にそれぞれの府県の中心都市が近いので、気軽に県を越えられるのですが、和歌山だけはそうではないんですよ。
例えば、京都からそれぞれの府県の県庁所在地を電車で行こうとすると下記のとおりです(時間は全てJRで、追加料金の掛かる特急などを使用しない場合)。
京都 → 大阪 :28分
京都 → 大津(滋賀) :9分
京都 → 神戸(兵庫) :1時間弱
京都 → 奈良 :44分
京都 → 和歌山 :2時間強
和歌山だけ2時間以上も掛かることに……。あと、大津の異様な近さ。
前述のとおり、県境は気軽に越えられる時間なので、旅行で他の地方へ行った際、関西のノリで県を越えようとすると、あまりの遠さに絶望することがしばしば(岡山→広島とか)。
まぁともかく、たまたま見た旅番組で和歌山が紹介されていたこと、和歌山にレトロアーケードのゲーセンがオープンしたこと、JRの値段を調べると京都からでもそんなに高くないことから、一度行ってみるかと思い、行ってきました。
京都から和歌山への直通で行ける路線はないので(※特急は除く)、大阪で乗り換えの乗り換えとなります。なので、大阪までは昼得切符で行くか、阪急で行く方が安く済みますね。ちなみに大阪⇔和歌山で1240円。今回は昼特切符を使ったので、+450円で、片道1690円でした。
ところで和歌山行きの列車は関空行きの列車とくっついて運行していて、途中の駅で切り離しを行い、それぞれの目的地へ行きます。つまり関空に寄ってから和歌山に行くのではなく、乗り込む列車ごとに最終的な行き先が違うわけなんですよね。
少し前に関空に行こうとした外国人観光地が、その辺の事情を知らずに和歌山に行ってしまう、ってニュースを見たんですが、自分が乗っていた車両にも、明らかに関空に行きそうな外国人が二組もいたので、割とマジで何とかした方がいいんじゃないかと思ったところ。まあ一組はたまたま居合わせた中国語を話せる人が説明しており、もう一組は車掌が説明して、途中で車両を変更していたみたいなので、ウッカリ和歌山まで行ってしまう事態はありませんでした。
自分も気が付いたときに説明できれば良かったんですが、中国語どころか英語すらサッパリわかりませんから、何ともいえないもどかしさがありましたよ。
目的のゲームセンターである「@Mu’s(あっとみゅーず)」は、和歌山駅でさらに和歌山線に乗り換えて一駅の「田井ノ瀬駅」から歩いて20分ほどでした。
素朴な外観の田井ノ瀬駅。
ゲーセンのあるインターボウル・てんとう虫パーク。
「@Mu’s(あっとみゅーず)」はまだプレオープン中でした(2月11日現在)。
さて、その「@Mu’s(あっとみゅーず)」はプレオープンということもあり、稼働していないゲームも多く、もうちょっと後で行けばよかったかなという気も。まあ『ゴルゴ13』が久しぶりに遊べたのは嬉しかったし、セガサターンで散々遊んだ『レイフォース』(サターン版は『レイヤーセクション』に改題)のアーケード版を初めて遊べたの嬉しかった。
今年夏辺りに青春18切符でも使って、また行くのも悪くはないかなと思います。
一時間ほど遊んだ後、和歌山駅に戻り、せっかくだから和歌山らしい場所と食べ物を……と考え、手始めに和歌山城まで歩いて行きました(徒歩20分)。この日一日は歩き通しであり、天守閣前についた頃にはグッタリしていたので、結局中には入らずに、城を眺めながらジュースを飲んで休憩し、駅に戻りました。
入り口から天守閣までも結構歩くんですよねぇ。
後は駅で和歌山ラーメンを食べ、駅の売店で「小鯛 雀寿し」という駅弁と缶ビールを買い、旅情気分に浸りながら京都へ帰りました。