うちのメイドは不定形_感想
ソニーの「ReaderStore」では、ちょくちょく電子書籍を買えるポイントを配布してくれるんですよ。
今月は300ポイント貰ったので、何か買うかなーと思ってるうちに、もう31日(※この日記を書いてる時点で)。配布されたポイントは基本的にその月のみ使用可能なので、今日中に何か買わないと300ポイントが消滅。
ここで「勿体ない」と思うか「まっ、いいか」と思うかで、性格が分かれるところですが、貧乏性の自分は前者なので、とりあえず何か買うことに。
最近は『這いよれ!ニャル子さん』にハマってることだし、同じくクトゥルフ神話をネタにしている『うちのメイドは不定形』というラノベを買いました。
450円だったので、300ポイントを使って150円でしたよ。
- 作者: 静川龍宗,森瀬繚,文倉十
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 文庫
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ラノベ的によくある普通の高校生、新井沢トオルの元に、スライム状のメイド、テケリさんが突如押しかけて、同居生活が始まるという話。
テケリさんが実に可愛らしい。良いキャラです。天然というか、人間の文化に疎いことから、ときおり盛大にやらかすことがあったりしますが、メイドとしてものすごく有能。不定形という設定からか、最大12人までに分裂できたり、触手状に変形させて殺せんせーの如く、自由自在に操ってみたりして、メイドの仕事に取り組んでいます。
そんな非日常の象徴みたいなテケリさんを、トオルはほとんど突っ込まずにあっさりと受け入れるなど、あまり嫌みのない大人びたキャラとして描かれていて、結構好感が持てます。
あと、クトゥルフ神話をネタにしているということなので、分かりやすいところでは、テケリさんの正体が「ショゴス」だったり、ラストで戦うキャラが「クトゥグァ」の炎を使ってくるところくらいか。
アーカムだとかエイボンの書だとか見知った単語がちょこちょこ出てきたり、「んっ?」と思うような小ネタがあったりする感じ。
まぁ話の下敷きしているって感じなので、知らないから意味がわからないということでもないですけどね。自分だって、クトゥルフ神話の知識なんてニャル子と2巻までしか読んでない『ラヴクラフト全集』くらいしかないですし。
それとこの本、3年前のラノベなんですが、つい最近になってようやく2巻が発売されたとか。
結構面白かったし、2巻も買うかな。電子書籍ではまだ発売されてないので、紙の本になるけど。
- 作者: 森瀬繚,静川龍宗,文倉十
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/05/09
- メディア: 文庫
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ネットで調べると、2巻ではクトゥルフ繋がりのためか、ニャル子に登場するクー音がちょい役で出てくるとか(しかもイラスト付きらしい・・・)。なんでそのチョイスなんだ?と気になるところですが、まぁ2巻を買う楽しみが出来たということで。