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劇場版アイカツスターズ!&アイカツ!を見に行く

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劇場版アイカツスターズ!を見に行ってきました。今回も京都の映画館では、最速上映があるから?と思ったけど、今回はなし。但し、公開初日の深夜24:10からの上映があったため、そっちを見に行ってきました(初日の24時からなので、厳密に言えば2日目です)。

ちなみに最速でない深夜上映だと、客数は10人ほど。まあそんなもんか。熱心な人なら公開当日の朝に見に行ってるだろうし、深夜だと帰るのが大変だしね。

でも初日の深夜から上映するなら、前日の日が変わった瞬間に上映する最速上映をやって欲しかったけどねえ。

 

以下、猛烈にネタバレ感想です。

アイカツ! ねらわれた魔法のアイカツ!カード

まずは前作アイカツの短編映画から。正直に言うと、メインのアイカツスターズの映画より、こっちの方が楽しみだったり。

同時上映がある映画を見るのって、メチャクチャ久しぶりなんですが(たぶん子供のころ以来かと)、基本的にメインの映画より先にするものなんでしょうか。なんとなくメインの映画の後にあるイメージが…。

奇しくもこの映画自体、作中作で映画を撮る話なので、監督に扮したいちごちゃん辺りが「まずはアイカツスターズの映画をどうぞ!」と言って、アイスタの映画が始まるのか?と思ってましたが、そんなことはなくアイカツの映画が続いていきました。

 

内容としては、あかりちゃん主演の魔法のアイカツカードを巡る映画を撮っていたところ、アラン(ユリカが連れているコウモリ)が台本にない演技を始め、監督であるいちごは「面白そうだから、このまま続けちゃえ」と言い出し、撮影続行。ちょうど他のキャラも他の映画の撮影をしていたので、色んなところに乱入していく……という流れ。

 

みんなナチュラルにあかりの乱入を受け入れてるし、件の魔法のアイカツカードの魔法が、なぜか他の映画にも影響しているで、分かりやすく雑な展開になっていますが、お祭り映画なので、こういうメチャクチャな展開の方が楽しいんです。時折ある蘭の冷静な突っ込みも映えるんですから。

 

映画自体はアイカツに登場した全アイドル(西園寺つばきや音城ノエルも出てくる。但し面識のない花輪やよいは出てこない)がちゃんとセリフありで登場し、最後はCGが存在するキャラ全員でライブ。

最後に魔法のアイカツカードを手に入れられたあかりちゃんの願いは、みんなでライブしたい、ってことだったのに、CGがある/なしの壁は願いでも超えられなかったか。

 

以下、細々な感想

・画面をよく見ると、魔法のアイカツカードとやらはドレスカードなのか?「ドレスアピール」の文字が。

・ぽわぷり3人は時代劇風の映画で、おとめ=悪代官、さくら=越後屋、しおん=忍者のポジション。さくらちゃんが物凄く悪そうな顔をしていたり、ワイロがイチゴ大福だったり(あと、おとめの刀がフォークになってる)、背景の「らぶゆ~♡」と書かれた掛け軸が笑わしにきていたりと(しかも意識して常に画面に入り込むようになっている辺りがなんとも)、この映画では個人的に一番ウケたシーンです。

・みやび&ここねは、青年実業家とアイドルのラブロマンス。映画とはいえ、みやびがここねにプロポーズしているし、魔法のアイカツカードのおかげで、プロポーズが成功しているしで、なんじゃこりゃ。

・他のキャラの絡ませるのが難しかったニーナは単独で登場。ただし1人だけの上にサブキャラだから、ほんのチョイ役で……。

・魔法使いに扮してドラゴンと戦っているドリアカメンバー(ノエルを含む)。そらちゃんの妖しげな雰囲気が、魔法使いの格好と非常にマッチしてて良かった。

・ヒカリはもちろん「まぶし…っ!」のセリフを言うし、いちごちゃんが「頂きました!」とそのセリフに反応するのが面白かった。

・ラストは宇宙でジョニーとバトル。スターウォーズのパロディだけど、2016年なのでお馴染みのダースベイダーではなく、最新作の悪役カイロ・レンっぽい感じの格好になってる。

・あかりちゃんは願いをかなえ、みんなで「アイドル活動!」のライブ。ここねがえらくおいしい位置にいたり(上段のセンター)、みやびの動きが1シーンだけ遅れてたりと(恥ずかしくて躊躇してるのか?)と色々と見どころがあり。映画のブルーレイが出たら、じっくり見たい。

 

劇場版アイカツスターズ!

次はメインのアイカツスターズの映画。ちょっと王道過ぎる感もあるけど、丁寧な作りでした。劇場版ならではの派手さには少し欠けるけど、きれいにまとまってる感じ。派手さに欠けるから、S4が全員揃って初ライブすることをやたらと宣伝してたのか?と勘ぐるくらい。

 

ゆめとローラが喧嘩することが今回の映画の山場なわけですが、これがなかなかガチな喧嘩で、見ててそわそわするわけですよ。考えてみれば、アイカツ時代は喧嘩する描写なんて皆無でしたから、こういうところでもアイカツスターズアイカツの差別化かもしれません。

 

喧嘩の原因としては、ユニットでオーディションを受ける際、ローラはゆめと組む予定だったものの、学園長より真昼と組むことを提案。躊躇するローラに対して、ゆめにもひめをユニットを組ませる未発表のプロジェクトがあることを明かし、ゆめのためにもなるからとローラはその提案を呑んでしまう。で、ローラは伝えにくそうな顔で、ゆめにそのことを伝えるわけですが、まーここはローラの伝え方が悪かった。突然、ユニットを組むのを拒否された上に、それを「ゆめのためだから」というハッキリしない上に、責任をゆめに押し付けたような言い方をするから……。

但し、こういう状況の時、どう伝えるのが正解なのかはわかりません。自分もこういう場だったら、ローラみたいなことを言いそうだし。

 

その後、ローラは真昼と組もうとするわけですが、真昼があっさり了承しているところを見ると、前述の学園長の提案は真昼も聞いていたんでしょうか。

 

色々あったり、周りの人から助言を聞いたりして、ローラはやはりゆめをユニットを組むことを決意。同時にゆめもローラと仲直りしたいことを決意。

仲直りシーンでは、二人の顔が物凄く近かったり、「ゆめは私のことをどう思ってるの?!」「ローラ、好きだよ!!」と愛の告白みたいなことを言っちゃったりして、前述のアイカツの映画であった、ややギャグ描写よりだったみやび&ここねの告白と違って、かなりガチっぽいやりとり。アイカツでもここまで言うシーンはなかったしね。

 

ラストでは、ウリだったS4のライブ、そしてゆめとローラによるライブ。S4のライブの前に、聞いたことのないメロディを歌いだすもんだから、新曲か!?と思ってたのにいつもの「Episode solo」でした。まあ映画初登場のスペシャルアピールがあったけど(トライアングルライトみたいなやつ)。

そしてゆめ&ローラのライブ「POPCORN DREAMING♪」。キュート&クールの曲なためか、スペシャルアピールも2回。やっぱり仲直りした時の曲だから、2回とも2人で発動していました。

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ライブ後、ひめと組むプロジェクトの話なんか聞いていないと、ひめが学園長に詰め寄り、学園長は「それは架空のプロジェクトだ」とあっさり暴露。ようはゆめを潰すため、ローラへの説得用に用意されていたものというわけで。

「輝きだすアイドルの輝きを止めることはできないのか(うろ覚え)」みたいなことを学園長が口走り、浜辺で花火を見ているゆめ他メインキャラへシーンが移って映画は終了。

一体なぜ学園長はゆめを執拗に潰そうとするのか?その辺の話の続きは本編で、ってことなんだろうけど、まさか映画内でも暗躍してるとは思いませんでしたよ。この映画自体、前回のアイカツの映画同様、本編と同じ時間軸になっている(パラレルではない)ので、この映画の一悶着もあとあと引っ張りそうだなとは思うところ。

 

それはそうと、ゆめとローラを思って、一人身を引く真昼が健気で可愛いと思いました。現在、アイカツスターズでは一番のお気に入りキャラです。

 

以下、細々な感想

・アイランドというわけで、キャラの水着姿が出てくるわけですが、ゆめは薄めのピンク色の水着だったので、映画館の薄暗い中、パンフレットに載っていたそのイラストを見ると、肌色と薄いピンク色の見分けがつかず、一瞬何も着ていないように見えて焦った。

・ゆめ、ローラ、真昼のゴタゴタの中、小春とあこは、宝探しで島を探検中。ご丁寧に4ヶ国語(日、英、中、韓)対応の地図だったり、宝箱の説明も4ヶ国語対応になっているのに、作中で誰も突っ込んでないことにちょっと笑った。宝探しは観光客向けのイベントだったってオチだったけど、そりゃそうだろうな。

・ゆめの私服姿(ローラと喧嘩する直前辺り)は、やたらと幼く描かれてたように感じたけど気のせいか?

・エンディングでは、舞台裏の一コマがちょこちょこ描かれていて楽しい。宝の葉でできたドレスを着ている小春(あこだったかも)とか、舞台へ飛び出す大勢を取っているゆめとか。

・やたら「ゆめの夢」というセリフが多かったような。今回のオーディションで夢には近づいたんでしょうか。

・この映画の後がアイカツの映画だと、本編の余韻がぶち壊しになるので、アイカツアイカツスターズの順で正しかった。