思い出のゲーム その2 『カービィのピンボール』
『カービィのピンボール』は自分が『スーパーマリオランド』を買った同日に姉が買ったゲームです。なぜだか覚えていませんが、姉は当時このゲームをやたらと欲しがっており、ゲームを買うという話になった時、何を買うか迷っている自分とは対照的に真っ先にこのゲームを選んでいました。
『スーパーマリオランド』と一緒に我が家に初めてきたゲームなので、もう存分にしゃぶり尽くした……と書こうと思っても、案外そうでもなかったり(メタナイトが登場するなどの隠し要素を最近まで知らなかった)。というか、このゲームは小さい子供には難しすぎました。
そもそもピンボールとはどういうものか、ということを理解せずに遊んでいたわけです。対象にボールをぶつけるために、フリッパーを動かすタイミングをコントロールしたり、台を揺らしたりなど、そういったことを一切せず、ひたすら左キーとAボタンを連打して左右のフリッパーを動かし、縦横無尽に動くボールをカービィを眺めていたただけ。まあそれでも当時は面白く感じられたんですけども。
ちゃんとボールをコントロールし、高得点を稼ぎ出すのがこのゲームの面白さ、と気がついたのか一体いつだったのか。一応デモプレイでは、そういった動きをしているんですけどねぇ……。
『スーパーマリオランド』は1年ほど掛けてクリアしましたが、このゲームはおそらく4年は掛かっていると思います。なにせまずボスステージに行くまでが大変でしたから……。
そしてついにデデデ大王に辿り着くと、ラスボスらしく左右のフリッパーを交互にフリーズさせてくるという実に鬼畜な攻撃方法を仕掛けてくるもんですから、初見では大混乱。オマケに一度落ちると、一気に最下層の発射台まで落とされるので、タイミングが合わせられず、すぐに残機を失います。残機が0になれば、最初からやり直しです。
ただ、こういった鬼畜な攻撃も冷静に対応すれば案外なんともなかったりします。それこそ台を揺らしてボールが移動する位置を調整したり、ボールをフリッパーで止めてヤバそうなときには動かさないようにしたりなど。ただ、そこに気づくのは子供の頭脳では無理でした。ちなみに姉も自分と同じような感じだったと思います。
今思うと、「ゲームはルールが理解できてこそ面白い」という基本的な概念を自分に叩き込んでくれたゲームだったと思います。
あと『カービィのピンボール』と言えばCMソング。このゲームと『スーパーマリオRPG』のCMは妙にノリがよく、今でもはっきり覚えています。
CM 任天堂 カービィのピンボール (GB) [ Kirby's Pinball Land ] - YouTube