三条大橋→大津を歩く
三条大橋が東海道五十三次のゴールで、その一つ前が大津です。この距離を実際に歩くとどれくらい掛かるんだろ、と前々から興味を持っており、ちょうど今日は天気も良く、程良く涼しかったので、実際に歩いてきました。
スタート地点の三条大橋。
歩行距離を測るアプリをちゃんと設定。ロード中のため、地図はまだ表示されず。
三条大橋~山科は楽でした。そもそもたまに散歩で歩く道であり、車でもよく通るのでそこそこ土地勘はあります。何より三条通を真っ直ぐあるけば、迷う心配もないし、歩きやすいです。
だいたい三条大橋~山科で1時間10分くらいです。
で、ここからが未踏の地でなかなか心配です。一応車では通ったことがあるものの、その道は人が歩けるようになっていたのかどうか……。というか、滋賀に行くときって京滋バイパスを通るので、歩いていける道とは絶対に違うはず。ちゃんとたどり着けるのやら……。
何事もないと思いますが、一応、念のためにコンビニによって飲み物と食べ物を買っておき、出発しました。
大津までは京阪電車の京津線が通っています。なので、山下清のように線路(の側)を歩いていくようにしました。
……が、線路の側の道はずっと続いているわけではなく、途中で途切れていました。やむなく道を変え、少し行くと今度は道路を挟んで反対側に線路が通っていました。
しばらく歩いていると蝉丸神社なる神社がありました。
何か聞き覚えある名前だなと思っていると、蝉丸は百人一首の「これやこの 行くも帰るも 分かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」の句の人。そしてこの句に出てくる「逢坂」とは、今いるこの京都と滋賀の間のことだと初めて知りました。
逢坂って「おおさか」って読むから、大阪のことだと思ってた……。
逢坂の関の跡地
そこからしばらく歩くと、平和堂が見えてきて、ようやくJR大津駅です。
見えて来てから実際に辿り着くまで結構時間が掛りました。
あと、このルートで行くと大津駅の反対側(平和堂がない方)に着くので、どうやって反対側に行ったらいいのか迷いましたよ。普通に駅の中から通り抜けできるものだと思っていましたが、それは罠。実際はそんな構造にはなっていません。正解は駅の隅の方の坂を下り、線路の下を抜けることです。初見じゃ無理。
ま、とにかくようやく大津駅に付きました。
三条大橋からの所要時間はおよそ2時間半ほど。
2時間半も歩きっぱなしってのはさすがに疲れました……。明日が色々心配です。
昔の人はこれを53日間続けていたんだから、昔の人はやっぱりタフだなとは思うところ。
せっかく滋賀に来たんだからと浜大津の方までさらに歩き、琵琶湖を見て帰りました。ちなみにJR大津→浜大津は微妙に遠いですが、ここまで歩いてきたので気にせずに向かいましたよ。