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映画「プリパラ み~んなのあこがれ レッツゴープリパリ(ふわり、あじみルート)」を見に行く

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プリパラの映画第三弾「プリパラ み~んなのあこがれ レッツゴープリパリ」が公開されましたので、早速見に行きました。

今回は以前見た劇場版アイカツのように、午前0時からの最速上映があるとのことなので、ちょっと考えた後にせっかくだから最速上映を見に行くことに。

 

今回は前二作のようにライブシーン使い回しの映画じゃないし、予告を見る限りだとシリアス調で面白そう。

現在のアニメではプリパラが絶賛崩壊中ですが、そんな状況下でまたプリパラがピンチとか、どの辺をどう折り合いつけるんだ?と、見る前は気になっていました。そう、見る前は。

せっかくだから予告をもう一度見ましょう。


映画「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」 60秒予告

 

簡単にまとめると、ファルルとプリパラを救うために、世界中のステージでライブして「いいね!」を集めようという内容です。

 

実際の映画はそういう内容で、間違ってはないんですが、実際に見てみるとこれがなかなか立派な予告詐欺

シリアス調な予告とは裏腹に、本作は最初から最後まで一貫して、プリパラらしい狂気に満ちたギャグアニメ映画でした。アニメ本編とどう折り合いをつけるんだ?と見る前は思っていましたが、ギャグなら深く考えなくていいからOK。問題なし。

 

さて、そんな狂気に満ちたプリパラ映画第三弾の感想の始まりです。

以下、ネタバレです。

 

今回はいつものタカラトミーアーツ、エイベックス、タツノコプロの他に、イオンエンターテイメントテレビ東京も絡んでいるので、予算も付いたのか一部ライブの使い回しがあるものの、全編オリジナル。この映画初の曲も多いです(というか、前二作は映画初の曲は一曲もなかった。エンディングはプリリズのコンプリートアルバムに先行収録されていたものですしね)。

ただ、制作が間に合っていないとの噂もあったとおり、序盤は作画がとても綺麗ですが、みかんとあろまが出てきた辺りから徐々に崩れ始めます。この辺はDVDなど直っていることに期待。なお、上記の予告編はこの序盤しか使われていないので、色々と察してしまう辺りがちょっと。

 

内容としては、ファルルとプリパリがピンチなので、助けに行こうとめがにぃとめがねぇが言い出し、各々が謎のメカに乗ってレースを初めます。作中のキャラも異様さにツッコミを初めますが、見てる側としても、「ああシリアスな内容じゃなくて、ギャグにするんだな」とここで納得しました。

後は、あろまの爆弾に巻き込まれ、各々が世界中に飛び散り、そこでライブをするんですが、このあたりの展開は狂気の一言。ソラミの3人が大阪(オオサカプ)についたと思えば、なぜか背景が実写に変貌。そしてアイカツの堂島ニーナみたいな似非関西弁を話すめがにぃやめがねぇが登場する混沌とした中、本映画初のライブが登場します。

このライブは、新曲&新ダンスを披露するんですから掴みはバッチリです。

 

ドレシの3人はアメリカのエリア51(ペリア51)に飛ばされ、「ドリームパレード」を披露。エジプト(ペジプト)に飛ばされたアロマゲは、みかんが変な杖でモーゼばりに海を割ったりしながらも、持ち歌の「でびえんリバーシブリング」を披露。
この辺は使い回しではあるものの、新コーデ(既存の色違いだけど)に新メイキングドラマなので満足です。プリズムの女神像も出てくるよ!!

あと妙にパピプペポを入れて地名などを改変してくるのが面白い。エジプトではとくに顕著で「スピンクス(スフィンクス)」など、わざわざテロップで入れてくる始末。それも2度。そして「ピラミッド」は最初からパピプペポが入っているから改変しないという妙なこだわりっぷり。

 

その後は、今回の分岐である、ふわり、あじみのライブへと。これがもう今回の映画の問題作。ふわりの持ち歌「コノウタトマレイヒ」を2人で歌うんですが、もともと1人用のこの曲を2人でどうライブするんだ?と思っていたら、ふわりのダンスに合わせてあじみ先生がステージ上を雑に動きまくったり、巨大化したりしたり、変な合いの手を入れるというメチャクチャなもの。
この辺りはもう全力で笑わしに来ています。あじみ先生邪魔すぎる……!!

 

そうこうしているうちにプリパリに皆が到着(この辺の解説はなぜかのんちゃんがやっています)、ソンビと化しているプリパリの住民をサイリウムチャームで浄化しながらファルルの元へ向かっていると、なぜプリパリが黒い霧で覆われてしまってこんな状況になっているのか、ということを聞かされるのですが、その理由はグロリア校長とその姉のプロリア(声はデヴィ夫人)が、朝食に相応しいのはフランスパン(プランスパン)か、クロワッサン(グロワッサン)かでケンカしているから。おいおいそんな理由でいいんかい!

 

そしてこの2人は巨大化して怪獣バトルみたいなことを始めるんですが、何で巨大化したのかといえば、「プランス革命の副作用だから」とのこと。はっはっはっ、この辺の雑さと、強引に押し切る展開は実にプリパラらしい(褒めています)。
書くタイミングがありませんでしたが、姉妹のケンカにより、プリパリが黒い霧で覆われ、ファルルが力を失っている状況をめがねぇにより「プランス革命」と命名されました。ドロシーより「プランス革命って言いたいだけだろ!」という観客を代弁してくれるようなツッコミがステキ。

 

あとはサイリウムチャームに溜まった「いいね!」でファルルを蘇らせ、ソラミ、ドレシ、アロマゲ、ふわりにあじみ、ファルル、ガァルル、ミニファルルに大きくなったミニファルル全員でライブ。この映画の見せ場なのでもちろん新曲。

そして大神田姉妹が和解し、プリパリには平和が戻しました。これがアイドルたちの友情が起こしたキセキなんだね……。そこからエンディングで、エンディング後は恒例の新キャラお披露目でした。但しセリフはなし。

 

ところで映画を見ていると「ひびき」の姿が一切なかったのが少し気になるところでした。

「ひびき」ルートがあるので、来週に公開する分にはもちろん登場するんでしょうが、序盤にもラストにも一切姿を現さないのが気になります。同じくルート分岐するそふぃ様親衛隊はちゃんといるのに。
ひびきはルート分岐でしか登場しないのか、はたまたルート分岐した回には序盤にも終盤にも登場するのか、それとも今はまだ間に合っていないだけなのか……?
その辺がどうにも気になるので、たぶん来週も見に行ってそうな。

 

ちなみにこの映画で一番笑ったのは、冒頭のメカによるレースをする際、めがにぃがスタートの合図の中を鳴らすと、なぜかメガネからクラッカーのように紙テープが飛び出したシーンです。

 

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